アコム編

アコムを相手とした場合の過払い請求における特徴や、過払い金返還に成功した方の体験談などをご紹介していきたいと思います。

アコムを相手に過払い金請求。その事例とは?

ではまず、アコムという会社の特徴を見ていきましょう。

女優さんを起用したテレビCMなどで目にする機会も多く、またメガバンクの一角を担う三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下にある消費者金融業者です。

もうひとつ大きな特色としては、2009年5月1日に、株式会社DCキャッシュワン(旧東京三菱キャッシュワン)を吸収合併している点があります。

以上の通り、アコムは消費者金融業者の中では大手に属しており、また三菱UFJフィナンシャル・グループということもあり、履歴の開示要求などの対応は、他の消費者金融などと比べると、比較的スムーズという傾向もあるようです。

しかしながら、過払い金請求は金融業者にとっては少しでも安く済ませたいという性質のもの。

アコムとて、例外ではありません。後述する体験談でも見られますが、個人で請求した場合はもちろん、司法書士や弁護士に依頼した場合でも、手練の交渉担当者に苦戦するパターンが少なくないようです。

なかでも大きな注意が必要なのは、アコム(に限りませんが、アコムの場合は特に)と、複数回の取引をしている場合です。

最近盛んになっている過払い金請求に対する金融業者側の対抗策として、第1の取引で発生している過払い金を、第2の取引の貸付金に充当することを否定し、過払い金の金額を減らそうとする、取引の一連性を否定するやり方をしてくるのです。

特にアコムの場合、「第1の取引が終了したときに、基本契約を解約したかどうか」が重要になってきます。

契約書に、「解約」の文言が入っていると、取引の一連性が認められる可能性は下がるということになります。

実際、いくつかの裁判でも、アコム側の主張が認められるケースが増えてきているとのこと。この点はしっかり踏まえた上で、対策を練る必要がありそうです。

ではここで、アコムを相手に、過払い金請求を行った方の体験談を見ていきましょう。これから請求を行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

Aさん:専門家への依頼費用を浮かせようとしたら…

専門家に依頼する費用を浮かせようと、自分で取引記録を請求してみたところ、15年間での過払い金額は80万円でした。

ところがアコムより「2度に渡って取引がない期間が1年以上あり、そのすべてを一つの取引とすることは不可能」と主張され、結局手にしたのは18万円。

しかし、後から知ったのですが、専門家によるキチンとした主張があれば、私のようなケースでも全額取り戻せたかもしれなかったとのこと。依頼費用をケチったことで、却って損をする結果になってしまいました。

Bさん:過払い請求をしたらまさかのブラックリスト入り

ネットなどで独学で知識を得て、自分で過払い請求を行いました。

アコムに50万円借金が残っている状態でしたが、過去の過払い分を計算し、アコムに払い過ぎた利息は30万円を現在の借金返済分に充当、差し引き20万円を4回の分割払いで払うことでアコムと同意できました。

ここまではよかったのですが、その後、住宅ローンの審査に通らない事態に。ツテを頼って調べたところ、私のケースは債務整理をしたとみなされてしまうのだそうです。専門家の意見を聞いて判断するべきだったと後悔しています。

Cさん:はじめから専門家に相談

テレビで「最後の支払いから10年経つと過払い請求できなくなる」というのを見て、これはすぐに行動しなければと思い立ちました。

たまたまメールで無料相談に乗ってくれる専門家を見つけることができ、何回かやりとりをした結果、私の場合70万円ほどを取り戻せるとのこと。

あらためて正式に依頼し、約6ヶ月かかりましたが、無事に過払い金を取り戻せました。